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【2024年度最新版】冷蔵庫を高く売る方法とは?PART1

冷蔵庫

現代人にとって必須の生活家電「冷蔵庫」についてリサイクルショップ視点で解説したいと思います。冷蔵庫はリサイクルショップの主力商品です、買取依頼も人の数だけ存在するので取り扱う回数は相当数に上ります。お客様にはより良い条件で売却していただきたいので是非一読いただければ幸いです。

買取基準は何で決まるのか?

洗濯機の買取基準は以下の項目によって決まります。
上から順に価値の比重が高まります。

  • 「製造年式」
  • 「メーカー」
  • 「コンディション」
  • 「搬出するときの状況」

ひとつひとつ解説していましょう。

製造年式が買取につながる

製造年式はその製品が作られた年ですね。これが何故一番重要かと言いますと、生活家電を含めた機械類というのは年を経るごとに故障率が上がっていくのが常識です。故障することなく永遠に正常な動作を続けてくれるものであればその金額に差は出ませんが、現実はそうではありません。使用年数に比例して不具合が生じる確率が上がっていくので基本的には古ければ古いほど買取価格は下がる、もしくは取り扱い不可となるケースが増えていきます。

だいたいの家電製品のラベルには「7年間正常に動くことを想定しています」というような記載があるので、使える使えないは別にしてメーカーサイドも7年間を超えるような使い方は推奨していません。

ちなみにこのラベルというのは

  • 「冷蔵庫の扉の内側」

にたいてい貼ってあります。

ラベル1
ラベル2

ここに製造年式やその家電の製造呼称を示す「型番」というものが記載されていますので買取の依頼をされる前に一度お客様で確認されることをお勧め致します。

★買取の目安は3-5年以内

かつては7年前製造のものでも取り扱い可能だった時代があったのですが、今はその頃に比べて買取依頼の量がとても多く、店側が仕入れる量が販売していく量を上回っている関係から全体的な値崩れを起こしているのが現状です。

「仕入れ数」>「販売数」という状況は販売する内容の取捨を迫られます。

当たり前ですが年式の古さに合わせてお店側は販売価格を落としていきます。古ければ古いほど低価格です。このような状況で仮に1か月に販売できる数が一定であったとして、その中で売り上げを上げるためにはその一つ一つの商品の単価を上げていくことしかできません。

つまり製造年式が新しいいわゆる「高年式」という家電製品をいかにしてより多く販売していくかがカギとなります。それと同時に販売スペースの問題もあり保管できる在庫が限られている中で、出来る限り単価の高い商品でスペースを作っていきたいというお店側の思惑があります。

「単価の問題」×「スペースの問題」

これらを考えたときに古い年式の家電製品は使用可能不可能に関わらず廃棄の対象になります。その中で買取の基準というのはメーカーにもりよますが

  • 「3年以内製造は買取になりやすい」
  • 「5年以内だと買取よりは無料引取になりやすい」

という判断に落ち着きます。

製造年から5年を越えた冷蔵庫はほぼ買取は難しい

残念ですが製造年から5年以上経過した冷蔵庫はファミリータイプの冷蔵庫以外はまず買取や無料引き取りが出来ません。出張経費や前述した「単価の問題」「スペースの問題」から見た採算ラインが「5年以内」という結果です。それでもまずはお店に相談していただくことが一番だと思います。

高価買取になりやすいメーカーとは?

家電量販店に行くと、同じ洗濯機でもメーカーや機能によって価格が違うという光景を目にすると思います。リサイクルショップの販売価格は基本的に新品の価格を参考にして決めるので新品の値段が高いものは中古でも値段が高くなる傾向にあります。

そんな中で「国内メーカー」製造品は「海外メーカー」製造品よりも価格が高いことがほとんどです。
その理由として

  • 故障した時などのサポートが充実している
  • 製造の質が高く海外メーカーに比べて壊れにくい
  • 製品機能が高い、付加機能の多彩さ

このあたりが国内メーカーと海外メーカーの価格差として表れています。

買取が安定している国内メーカー
  • 東芝
  • 三菱
  • シャープ
  • パナソニック
  • 日立

この5社の製品であれば「製造から3年以内」であればまず買取間違いなしといったところです。
新品で購入するときや中古で購入する際にはこちらのメーカーから選んでいただくことをお勧め致します。

買取が怪しい海外メーカー
  • ハイアール/Heiar
  • ハイセンス/HISENSE
  • アビテラックス/Abitelax
  • アクア/AQUA
  • マックスゼン/MAXZEN
  • エルソニック/ELSONIC
  • ユーイング
  • ダイウー/DAEWOO
  • モリタ/MORITA
  • アイリスオーヤマ
  • ニトリ
  • Herb Relax/ヤマダ電機
  • その他etc…

基本的には国内メーカー5社を除いたその他のメーカーは新品でも極端に価格が安く、中古価格もそれに伴いだいたいが低価格で販売されています。そのため製造から3年以内の製品でも売り上げの確保が難しく買取に至らず無料引き取りで対応するケースが多々あります。

これらのメーカーを選ぶメリットはまず「価格」です、そこに加えて短期間の居住を目的とした使用などはこちらでも問題ないはずです。使用期間中に壊れることはまずないので、手軽に安く購入して手軽に手放すというのがこれらメーカーを使用する上での最大の活用方法だと思います。

査定スタッフは冷蔵庫のどこを見る?

これまでの査定基準として「製造年式」「国内外のメーカー」という要素をご紹介しましたが、それでは実際に冷蔵庫を目の前にして査定スタッフはどこを見るのでしょうか。

査定スタッフとしてはなるべく引き取った後に掃除の手間を減らしたいという思惑があります。
そのことからなるべくであればお客様ご自身で査定前に軽く掃除されることをお勧め致します。
実際、この掃除の有無で買取金額に差が生じることが多々あります。

★冷蔵庫の扉のパッキンに注意

パッキンに注意

冷蔵庫で最も劣化しやすいのがこのパッキン部分です、それと同時に汚れが蓄積しやすいのもパッキン部分です。パッキンはドアの数だけ存在するので写真のように赤丸で囲んだ箇所だけではなく、冷凍室のドアにも存在します。

★劣化について
ここが劣化してしまうと密閉性が保てなくなり、冷気が外に漏れて冷蔵冷凍の機能を果たせなくなります。閉めたのに勝手に開いてしまうなどの状態は問題外です。

パッキンの劣化はその環境にもよりますが、ほとんどは経年劣化なので気を付けようがないかなという印象です。修繕のしようもないので素直に諦めてください。

★カビの繁殖
パッキンの溝はカビがとても繁殖しやすいので普段から注意が必要です。無の状態からでもカビが生えてきますが、ちょっとした食材のゴミカスが溝に落ちてしまっただけでそこからカビが繁殖していきます。

お手入れとしては日頃から溝部分に洗剤をつけた端切れを突っ込んで汚れをふき取ってください。仮にカビが生えてしまっていた場合はハイターなどの塩素系の洗剤でふき取ってください。

★冷蔵庫の天井部

天上部

当然ながら一番ホコリを被る場所です。また電子レンジを置いたりする場所でもあります。電子レンジの使用時に食品の出し入れでこぼしてしまったりすることはあるあるです。なので比較的こちらも汚れやすい場所といえるでしょう。食品汚れは色素沈着を起こす前にこまめにふき取ってください。

また例えば写真のような外装のカラーリングが「白」ないしは「グレー」など場合、置き場所によっては直射日光によって日焼けしてしまいそれがもろに黄ばみとして出てしまうのでこの点は買取査定としてはマイナスポイントになります。この点に関しては冷蔵庫は基本的に置く場所が決まっているものなので日に当たってしまうか否かは不可抗力です。仮に出来ることがあるとすればカバーなどをかけたりすることでしょうか。

★直冷式はマイナス査定

直冷式

冷蔵庫には「直冷式」と「間冷式」があります。直冷式のタイプとしては冷凍室が一番上のドアとして設計されていることがほとんどです。

直冷式にメリットはありません、しいて言えば価格が安いことだけです。逆に最大のデメリットとして直冷式には霜取り機能がありません。これが何を引き起こすかというと無尽蔵に冷凍庫内に霜や氷を発生させます。普段から手入れをしなければ冷凍室は氷で満たされていくことでしょう。

直冷式はお店に買いに来てくださるお客様が嫌がるので、製造年式が今年や去年などではない限り買取は難しいと考えてください。

また引取の際には前日には電源を抜いて氷を溶かしてそれらをふき取った状態で用意していただかないとお引き取り出来ませんのでご注意ください。

★ライトアップ部分が鬼門

ライトアップ

ここに関してはほとんどの方はあまり気にする必要がありませんが、ここのライトアップ部分に虫が入り込んで増殖してしまうことがごくまれに発生します。

冷蔵庫周りが不衛生な状態のときに起こりやすい現象です。裏から侵入したのか表から侵入したのか、正直なところよくわかりません。

当店では内部で虫が発生してしまった冷蔵庫は基本的に取り扱い出来ませんのでご注意ください。

★パーツ抜けに注意

どのタイミングで外してしまったのかわからないというお客様がいらっしゃしますが、何かとパーツが抜けている冷蔵庫があります。

  • 棚板
  • 扉側のトレイ
  • 製氷機の給水タンク

この辺がパーツ抜けしやすい印象です、査定の際はすべて揃った状態の冷蔵庫を見せてください。原則としてパーツ抜けはマイナス査定が確定します。

★3ドアサイズ以上は買取金額が跳ね上がります

一人暮らし用サイズの現状

1人暮らし用のサイズはおよそ最大で160L程度で2ドアサイズというのが一般的です。このサイズですと1人暮らしの比率が高い都内では、相当数がリサイクルショップに流れ込むのでどこのお店においても値崩れを起こしてしいるのが現状です。

3ドアサイズから買取金額UP

前述したように2ドアサイズは飽和状態なのですが、逆に3ドアサイズ以上、もしくは2ドアでも200L以上などの中型から大型の冷蔵庫は入荷数が少ないのでその希少性から買取価格も2ドアサイズに比べて高めの設定になっています。その在庫数に対してお買い求めに来られるお客様の数が上回っていることも関係しています。

中型から大型にかけての冷蔵庫は製造から5年以内でもしっかりと買取金額が付くことが多く、そこが2ドアサイズとの違いとなっています。大型に限ってはコンディション次第で製造から7年以内でも最悪引取で対応できるケースがありますので、スタッフにご相談ください。


搬出経路で買取価格が変わる?

結論から言いますと答えはイエスです。
以下のような条件で買取価格が変わります。

  • 「階段の上げ下ろしがある経路」
  • 「ベランダからクレーン車で釣り下げなければいけない」
  • 「住居空間が狭く、かなり持ち上げなければ玄関外に出せない経路」

これらが査定金額に影響を与える代表的な搬出経路です、その他にもスタッフが搬出する際に手間になる障害などがあった場合でも同様に金額に差が生じるとお考え下さい。

まとめ

  • 「製造年式」
  • 「メーカー」
  • 「コンディション」
  • 「搬出経路」

以上の4点の事柄が実際に査定金額を算出する際の重要な要素となります。ここまで読んでくださった方で、これから冷蔵庫の買取を依頼されるという方は是非この4点に気を付けていただければ査定金額が変わってくることと思います。ここまでのご拝読、誠にありがとうございました。

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